LYNX購入レポ(1)〜金額編〜

7月23日に発売されたdocomo LYNX SH-10B(以下LYNX) を購入しましたので、そのレポートをします。
3回に渡って行いますので、じっくり読んでみてください。


第1回目は一番気になると言ってもいい金額の話をします。
なおLYNXを購入する場合、2台目として新規契約で購入する場合が多いと思われますので、
それ以外のパターン(MNPや機種変更)で購入を予定してある場合は異なってくる部分があるかもしれません。


さて、LYNXと同じタイプのAndroid端末であるIS01が既にauから発売されており、こちらは一般的な家電量販店では端末代として36,500円とされているようです。
もちろん店舗や時期によって価格は変動しますし、お店独自のポイントや商品券が付く場合もありますので、詳しくは店頭で確認されるほうが良いでしょう。

さらにIS01の場合、9月末までに新規またはMNPで購入するとISデビュー割という割引サービスが適用され、これにより毎月の基本料金等から1,095円が差し引かれます。
これはシンプルコースで契約した場合にかかる基本料金の780円+ISネットの315円を差し引いて、毎月の基本使用料を0円で使うことができるというキャンペーンなのです。(ただし、実際にはユニバーサルサービス料として8円毎月かかります)
無線LANのみで使えばほぼ月額がほぼ無料となり、そうでなくても最大5985円のパケット定額料金で使えるわけですね。

一方LYNXは定価が66,000円程度で、購入サポートによる割引により40,000〜45,000円となるところが多い模様。
また、docomoはISデビュー割のようなサービスを行っていないため、毎月の基本料金が0円になるといったこともありません。
毎月かかる費用として一般的な例をあげると、
シンプルバリュープラン780円+mopera Uライトプラン315円+パケット通信料(最大5985円)+通話料
が基本的に発生します。(2年契約のファミ割、ひとりでも割により基本料金が半額となった場合)

通話も考えている場合はシンプルバリュープランよりタイプSSバリュー(980円)の方が、無料通話がつくためお得かもしれません。
この他、ケータイ保障に入ったりiモードメールを利用するためiモード.ネットを契約するなら、それに応じた月額費用が発生します。


ここまで読むとLYNXよりIS01の方が安く済むのではないか、と思いになるでしょう。
実際、そのようになる人の方が多いと思われます。
ではなぜ私がIS01ではなくLYNXを選んだのか、ここからはそれを解説します。


まず実際に支払った端末費用について。
細かい数字ではなく大まかな数字ではありますが、以下のようになりました。
67,000 - 8,000 - 21,000 - 5,000 = 33,000(円)
定価 - デビュー割 - 購入サポート - クーポン = 支払った金額

という内訳です。あら、量販店で買うIS01より安くなっちゃった。
docomoショップで購入してます。)


次にLYNXで毎月支払う予定の金額ですが、
780 + 315 = 1095(円)
シンプルバリュー + ケータイ保障 = 合計

mopera Uライトプランの場合、利用しなかった月は請求がないため、こうなる予定です。


ここまでだと、LYNXWi-Fi運用するんだし、やっぱりIS01の方が結局安く済むんじゃないかという話ですが…
ここからがポイント。

まず前提として、私はこれまでHT-03AとL-05Aの2回線を契約して使っていました。
HT-03ALYNXと同じAndroid端末で、比較的小型な機種です。
L-05AというのはUSB接続タイプのデータ通信端末です。最近ではNetbookと合わせて0円で販売されていますね。
この2つを共にパケット最大定額料金5985円で使っています。
とてもじゃないけど、さらにLYNXのパケット料金を追加で払ってられません。

そこで運用方法を考えました。
まずHT-03Aでは3G回線によるパケット通信を行わないようにします。(-5985円)
LYNXに入っていたSIMでは通信も電話もしないように、引き出しに保管します。
L-05Aに入っているSIMをLYNXに刺し、LYNXで定額データ通信をできるようにします。

こうすることで、電話はHT-03Aで行え、LYNXでは3G回線でデータ通信が行えるようになりました。
L-05Aを使う必要がある場合は、LYNXとSIMを抜き差しして使えばパケット定額料金を1台分で賄うことができるわけですね。
とはいえLYNXがあれば外出先でNetbookを使う機会は激減する=L-05Aを使う機会も激減すると思われるので、面倒なSIMの抜き差しをする機会はほとんどないでしょう。
(私の場合、自宅のメイン回線としてもL-05Aを使っているので、抜き差しする回数は増えると思いますが…)
しかしいざという時にL-05Aも使える安心感は、これまで目一杯使っていた身としては大きいものがあります。

つまり8月からの支払いは
HT-03Aの基本料金 + L-05A(定額データSIM)の定額料金 + LYNXの基本料金
となり、概算としては
980 + 6300 + 1095 = 8,375円
となるはずです。(+1000円くらい何かありそうですが)
ちなみにこれまでは
HT-03Aの基本料金 + HT-03Aパケット定額料金 + L-05Aの定額料金
980 + 6300 + 6300 = 13,580円

をおよそ支払っていました。
「あれ、機種を追加したのに月額が安くなってる…。」ってわけなのです。
しかもWi-Fi運用なんていう面倒・不便なこと無しに。
6か月使えば端末代までペイ出来ちゃう素敵プランです。


これは既にL-05Aのようなデータ通信端末を使っていたからこそ出来た話ではあります。
なので、皆が安くなる話ではないので注意が必要です。
また、IS01ではL-05AのSIMを使えないため出来ない話でした。
きっとWi-Fi運用ではHT-03Aで3G回線を使っていると思うので…。


なお、データ通信端末は持っておらず、新たにLYNXIS01を追加購入したい、けど月額はあまり増やしたくないという人も、電話とデータ通信を完全に分けて2台持ちでやっていけばそこまで大幅増にはならないと思います。
ただしその時は購入した月に2台ともデータ通信を行わないように注意しなければなりません。


ここで1つヒント。
上記のように2台持ちでいく場合、2年契約をしたLYNXではデータ通信しかしません。
一方L-05AはNetbookと一緒に2年契約で0円です。
しかもキャンペーンで1年間は最大4410円で使えます。
つまり…


長くなりましたが、第1回目のレポートを終わります。
第2回目はハードウェアについてを予定しています。

※ここで書いた内容は私の主観に基づくものです。
※もし定額を超えた通信費を請求されたりしたとしても一切責任は持ちません。