LYNX購入レポ(2)〜ハードウェア編〜

第2回はハードウェアです。


1.外観
私のLYNXはREDなのですが、非常に艶がありまさに超小型ノートパソコンといった雰囲気を出しています。
裏面も滑り止めが付いているなど、机の上に置いた状態での操作も考えられた作りとなっています。一方で開いた状態だと液晶とキーボードが180度近くまで開き、手に持った状態でも見やすい角度に調節することが可能です。

充電はMicroUSB端子から行います。ここには蓋が付いているため毎回外す必要があります。見た目や故障を防ぐ目的からでしょうが、少々面倒なのも事実。
横にはイヤホンジャックがついており、最近の携帯電話と同様平型の端子となっています。
マイクと赤外線もそれらに並んでおり、本体手前にあることもあって使用している際はあまり目立たないかもしれません。

底面にある電池カバーは非常に硬く、そこに電池およびMicroSDFOMAカードがセットしてあります。MicroSDFOMAカードも電池を抜かないと取り出せない作りになってますので、裏蓋が硬いことと合わさって、頻繁に取り外すのは大変です。

残念な点としては艶のある仕上がりであるため、どうしても指紋が目立ってしまうというところ。普段自分で使うときは気になりませんが、友達に見せる際に気になっちゃうかもしれません。


2.キーボード
先に発売されたauIS01でも言われてた通り、押した感触や作りは非常に良くできています。
しかしキーサイズは小さく隣との隙間が1mm程度しかないため、誤って同時に押してしまうことが良くあるでしょう。もちろん慣れによって多少改善するとは思いますが、ミスをせずにタッチタイプすることは難しいと言えます。子供や手の小さい方ならともかく、一般的な男性が普通のキーボードと同じように打つことは出来ないと考えていいと思います。

キーボードの上方には、左側に終話ボタンとホームボタン、右側に戻るボタンとメニューボタンが配置されています。また、戻るボタンの左上にはトラックボールがついており、こちらで操作することも可能です。感触としてはHT-03Aとあまり変わらず、押すことで決定ボタンの役割を果たします。

キーボードがあることによるメリットは、第3回にシステム編を予定していますので、そちらで紹介します。


3.液晶
5.0インチの液晶は非常に大きく、YouTubeワンセグが十分な大きさで楽しめます。
タッチパネルの感度も良好で、Snapdragon 1GHzのCPUのおかげもありストレスなく使えるのではないでしょうか。若干下部の反応が悪い気もしますが、しっかり押したりトラックボールを使う等して対応すれば問題ないと思います。

一方で解像度が960×480ドットとXperiaと同等なため、アプリによっては文字が大きく感じたり、表示される内容が画面サイズと比較して少なく感じるかもしれません。せっかくの大画面なので、もっと高解像度で情報をたくさん表示したかったという思いはあります。


4.カメラ
500万画素という必要十分な画素数と、ホワイトバランスや撮影シーンの自動調整といった標準カメラアプリの出来の良さから、満足のいく作りになっています。
インカメラも液晶右側についており、こちらもLYNXの液晶で見る分には十分な綺麗さを写し出してくれます。
アウトカメラ(メインカメラ)とインカメラの切り替えはカメラアプリで行い、起動時は必ずアウトカメラが起動するようになっています。(バックグラウンドで動作させておけばインカメラのままにしておくことも可能です)
一方切り替えがカメラアプリからしか出来ないため、マーケットにあるカメラアプリではインカメラは使えない状況です。

残念な点としては、他のレビューでも出ている通り、カメラが背面にあるということでしょうか。技術的な問題もあるかとは思いますが、液晶側にあればUstream中継等でも非常に便利に使えるため、もし次世代機が出る場合は改善を期待したいところです。


以上、4つのハードウェア的な視点からの感想でした。
次回はシステム面でのレビューを行います。