LYNX購入レポ(3)〜システム編〜

大きなまとめレポートは今回で最後にしたいと思います。
今後は少しずつ気づいた点を出していくつもりです。


LYNXにはAndroid OS 1.6を改良したOSが搭載されています。
これはシャープ独自に拡張したことで使い勝手が向上しており、初めてスマートフォンを体験する人にとって敷居が低くなる効果が表れていると言っていいでしょう。
それによる弊害として、OSのバージョンアップが遅くなるのではないか、という危惧があることは否めませんが、そこはシャープやキャリアの努力に期待したいところです。


拡張された機能として、私が思う目玉機能は3つあります。


1.クイック起動(キーボードショートカット)
ハードウェアキーボードを活かした素晴らしい機能で、「検索ボタン+任意のボタン」を押すことで、自分で設定しておいたアプリを起動することができるようになります。
例えば[B]にブラウザを割り当てたり、[T]にtwiccaを割り当てたり、といった感じです。
これはホーム画面だけでなくいつでも有効なので、ブラウザで閲覧しているときにtwiccaを開く、といった動作がホーム画面に戻らずに可能となります。
また、ランチャーやタスク切り替えのアプリを[Q]に割り当てれば、PCでウィンドウ切り替えを行うのと同じような感覚で使うことができるでしょう。
これらの設定は、「設定」メニュー→「アプリケーションの管理」→「クイック起動」から設定することが可能です。

これと同じような機能として、あらかじめMenuボタンとの同時押しでの機能割り当てもされています。
(例:Menu+wでウィジェット追加など)
ショートカットが頭に入っていれば、より快適な利用ができることは間違いありません。


2.伝言メモ
通常の携帯電話(フィーチャーフォン)では当たり前のようについている「伝言メモ」機能ですが、これまでAndroid機種には搭載されていませんでした。
LYNXには標準機能として搭載されており、電話としての機能アップが図られています。
これはXperiaユーザーの中にも欲している人が多い機能だと思いますので、今後ほかの機種でも実装してもらいたい機能ですね。
さらに嬉しいことに、マナーモードに設定すると自動的に有効化されるようになっており、使い勝手も上々です。
唯一残念なのが、LYNX自体が電話を主として使うように設計されていないということでしょうか…。


3.マルチタッチ
こちらは他の方が書いてある記事にもよく出ているため、ご存じの方も多いでしょう。
ブラウザ等で利用することができますが、もともと画面の大きさに比べ解像度が低いため、活用する場面は少ないかもしれません。


以上で、LYNXの購入レポートを終わりたいと思います。
アプリの使い勝手等は、今後使い続けていく中で気づく点が出てくると思いますので、できるだけ書いていきたいと思います。